2010年12月7日火曜日

MIX新作


永田一直の世界 DJ MIXシリーズ Vol.12

〜都会から地球岬篇〜


男と女とMr.オクレがいる。和楽器で演奏されるフランシス・レイ。二十歳のあのころ思うたび〜サラヴァ!甘い日々〜並んで映画の開場を待つのはいやだね人形みたいでさ・・・続くかんじのいい和製ボサノヴァ。しかし、唄っているのは闘えドラゴンではないのか。雲行きが怪しくなってきた。フェードインするピアノの旋律。場面は新宿歌舞伎町、夜の小劇場。売れない歌手が心の叫びを唄い上げている。聴こえてくるメリージェーン。いや、これはメリージェーンじゃない。「七夕の夜に雨が降ったら、野郎に逢えねえなァ」居酒屋で呟く堅気ではない男が一人。男って悪いねほんとに・・・悪いね 。本当にそう思います。ズベ公が三人。「どうせこの世は13階段」「そもそも私の生い立ちは〜となりの茶碗の音がする長屋の生まれでございます〜」やさぐれすぎてかける言葉も見つからない程、絶望的に重々しいブルースを唄うズベ公。打ち鳴らされた鐘の向こうから漂い流れてくるシンセサイザー音。第二幕が開いた。訛りが残るセリフでのSF寸劇「未知との遭遇」が上演される。舞台セットが反転、やさぐれ文化人のDiscoタイムに突入。全身電飾だらけの衣装でDiscoアレンジされた自身のヒット曲二曲を披露。続くコンサート。大物俳優が気持ちよさそうに唄うアリスのチャンピオン。高速BPMに合わせて必死に手拍子する中年女性達。在日朝鮮人レゲエバンドによるボクシングブルースの音質はとてもノーウェーブだ。矢継ぎ早にカットインされる現代的なロックのビートにK.Oされ、とどめに少林寺の木人達に袋叩きに。ハートフルなドラマのエンディングに遥かなる昭和50年代を憶う。果てしない水平線が見える。辿り着いた此処は、地球岬。壮大な景色を臨み誓いを立てる。「三十代に別れを告げた 俺の心を激しくゆさぶる まるで少年時代のときめき まだまだ俺は諦めはしない 最後の最後迄は闘い 歌い続ける命を生きるのだ」

シリーズ第12弾。永田一直の世界、2010年度作品。


12月中旬に取扱店に入荷します